きんでん 労働組合

 

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《 2023~2024年度 運動方針 》

取り巻く情勢

◆社会・経済について

 ロシアによるウクライナ侵攻の長期化、米中の対立、日本を取り巻くアジア太平洋地域の安全保障問題などにより、世界情勢は混迷を極めています。
 こうした中、我が国においては、エネルギー価格や原材料価格だけでなく、価格転嫁によるサービス価格の高騰が経済活動や国民生活に大きな影響を与えているものの、政府によるエネルギー価格抑制策などの各種政策や賃金の上昇によって、緩やかながらも景気回復が期待されています。しかしながら、少子高齢化が進む中、国の財政再建・経済成長の実現、また脱炭素社会への転換など、課題が山積しています。
 安心して暮らせる社会を実現するためには、様々な課題を解決していかなければならない状況にあります。

 

◆電力関連産業について

 電力関連産業においては、至近の燃料価格高騰等が経営収支に大きな影響を与え、電力大手7社が規制料金の値上げを余儀なくされるなど、業界には厳しい目が向けられています。また再エネ賦課金の負担増などが国民生活や産業にも悪影響を及ぼしています。こうした中、原子力発電所の再稼働が停滞し、再生可能エネルギーの大量導入や脱炭素などの政策強化に伴い事業環境が悪化した火力発電所等の廃止が進み、電力需給ひっ迫が常態化しています。
 関西電力関連産業においては、今年4月に導入された「レベニューキャップ制度」により、事業者間の競争や企業努力も求められており、私たちの働き方や労働環境への影響も考えられます。



 

◆設備工事業界について

 民間設備投資・公共投資の底堅い動きなどを背景に企業業績は堅調に推移しています。また、半導体関連への投資やIR・大阪万博などの事業が見込まれており、大規模プロジェクトの建設投資が期待されている状況にあります。
 その一方で、2024年4月から適用される時間外労働の上限規制に向けてさまざまな施策を講じているものの、依然として長時間労働が続いている職場もあり、働き方の見直しや取引関係の適正化が喫緊の課題となっています。また、若年層・中堅層の離職者に加え、新規採用にも苦慮しており、年齢構成の歪みが拡がっています。技術・技能を維持継承していくために、採用だけでなく協力会社も含めた人材の確保や若年層の早期戦力化、高年齢者の活用といったあらゆる取り組みが重要となっています。


 

 

 このように、私たちを取り巻く情勢は国内外ともに見極めが難しく、働く環境も様々に変化しています。そのような中、私たちは社会のインフラを支えているという自覚と強い使命感・責任感をもって、安全・品質の確保や客先要望への対応などの役割を果たしながら、一方では「労働環境改善」による生産性向上を図り、総実労働時間短縮を進め、時間外労働の上限規制に対応していかなければなりません。
 職場で頑張っている組合員が、やりがいを持って働き続けられる職場環境を充実させるために、時代に応じたワーク・ライフ・バランスの実現に向けた取り組みを進めていかなければなりません。そのためにも私たち一人ひとりが、今やるべきこと、果たすべき役割をしっかりと認識し、全員で組織としての力を発揮していくことが大切です。

 

活動の基調


◆労働組合としては

 私たちの働く環境は常に変化を続けています。その中でも将来にわたって、一人ひとりが職場の一員として役割を果たしながら、安心して安定した生活を維持し続けなければなりません。そのためには労働組合も時代にあわせた対応をしながら、組織として本来の機能を発揮していくことが重要です。

 組合員が労働組合活動の意義を理解した上で、積極的に参画していくことで「きんでん労働組合の魅力」を実感できる組織になっていくことを目指していきます。また、将来にわたって安心した暮らしの実現のために、働く仲間との連携や社会との関わりについても理解を深めながら、社会における役割も果たしていかなくてはなりません。


 労働組合の活動の原点は職場にあります。職場の声を一つひとつ丁寧に積み上げ、取り組みに反映させるとともに、職場の声に基づく組織の考えを職場全体にしっかりと伝えることが重要です。そのためにも、役員の資質向上や将来を担う人材の育成などの取り組みによって組織の基盤を固めていくことが必要です。


 組合員一人ひとりが、それぞれの立場で積極的に関わり、ベクトルを合わせて諸課題を解決していくことが将来に繋がっていくものと考え、


  【  ベクトルあわせ みんなで創ろう!
                              あす
           魅力あふれる未来の組織
  】
 

のスローガンのもと、仲間とともに新しい世界を切り拓くような活動を展開していきます。

【具体的な活動】
 

1.組織の力を高めていきます

◆変化を捉えて適応できる組織
 〇社会環境が大きく変化していく中で、労働組合が役割を果たしていくための活動の在り方などに
  ついて引き続き検討していきます。

 
 〇男女共同参画を含め、人権が尊重される社会の実現に向けて取り組みを進めていきます。
 
◆活力あふれる組織

 〇本部執行部・支部執行部が役割をしっかりと果たせるように連携を深める活動を展開し、組織
  全体を活性化しながら、より多くの職場の声を掴み、組合員参加型の活動を目指します。

 
◆人が育つ組織

 〇教育体系に基づく研修を効果的に実施し、組合員および役員の資質・能力向上に努めます。
  また、支部での研修においては、運営のサポートも引き続き取り組みます。


 〇青年活動部本部リーダー会メンバーが、継続的に若年層のつながりを拡げていくと共に活動の
  魅力を職場の仲間に伝えていきます。
  あわせて、全員が主体性を強く持って活動を牽引することで、資質・能力の向上にもつなげて
  いきます。
  また、社会とのかかわりや上部団体の取り組みに対する理解を深める活動を進めます。
 
 〇本部女性委員会として、活動を通じて女性同士のつながりを拡げていくと共に、委員会を自らの
  働く環境を考える契機としていきます。
  また、社会とのかかわりや上部団体の取り組みに対する理解を深める活動を進めます。



◆活動が見えやすい組織へ
 〇活動を身近に感じてもらい、組織の魅力が伝わるよう、機関紙「いぶき」やホームページなどの
  ツールを有効に活用し、活動の見える化に引き続き取り組みます。

 

2.より良い環境をつくっていきます

◆魅力あふれる労働環境
 〇職場の状況や職場の声、社会環境等を踏まえ、電力総連電工部会の一員として、総合生活改善
  統一交渉の取り組みを行っていきます。

 〇ワーク・ライフ・バランスの実現に向け、会社の「労働環境改善」に呼応した労使協同の取り
  組みと、労組の「休み方改革」を深化させていきます。
 
健康で働き続けられる職場環境

 〇組合員が健康で、安心して安全に働き続けられる職場環境に向けて、職場激励訪問や広報活動を
  通じて、安全衛生に対する意識高揚を図っていきます。

 
◆充実した労使関係

 〇会社方針や労使が共に取り組むべき課題等の確認により、組織の役割が果たせるよう、運営協議会 
  の実施に加え、より具体的な内容が協議できる部門別懇談会等も実施していきます。



3.充実した生活に向けてサポートしていきます

 〇豊かなライフ・デザインの実現に向けた一助となるよう、関西電力生活協同組合や電力総連の
  共済制度等について、独自の器材を活用しながら加入拡大および利用促進を図ります。


4.社会における役割を認識し活動していきます

◆政策制度の実現
 〇組合員が将来にわたって安心できる暮らしや職場をめざし、政治政策委員会を中心として、身近な
  政策課題や政治との関わりに対する理解を深めるとともに組織の役割についても認識を深めながら
  活動を展開していきます。

 
◆働く仲間との充実した連携

 〇電力総連や全電工労連等の活動に積極的に参画し、同じ業界で働く仲間との連携を深め、組織で
  の活動に活かしていきます。
 
◆社会の中での関わり

 〇社会の一員として役割を果たすことの意義について理解を深めながら、社会貢献活動に引き続き
  取り組みます。